広尾学園小石川中学校・高等学校
20/40

6年間のプログラム18 HIROO GAKUEN KOISHIKAWA Junior & Senior High SchoolGOTO MITSUAKI中学数学では未知の数を文字で表します。文字の基本的な処理・計算力を身につけることで事象を正確に把握し、数学的に表現する力を養います。図形分野においては、図形の定義から定理を多角的に捉え、論理的に考察する力を高めていきます。中学1・2年TEACHER'S MESSAGE算数の世界では具体的な現象を扱うことが多く、イメージしやすかったものが、数学の世界では、具体的な内容だけでなく、抽象的な内容が多くなります。たとえば、数字のかわりに文字を使って表すこともあります。具体的な数値でなく文字を使って表すこともあります。また、物事を証明するためには、必要な定理を学び、論理的に考えていくことが大切です。証明の根拠となる内容を一つひとつ身につけることで、さらに問題を理解する力、解答に至るまでの思考力も養えます。解答を導く過程を友人と議論をするなかで、自分の考えを論理的に表現する力を身につけていきましょう。高校の内容である「数学Ⅰ・A」を学習し、「数学Ⅱ・B・C」の内容を学習します。考え方が抽象的になり、定義から導き出す論理的な考え方が必要になります。定義・定理の理解を深め、活用する力を養います。そして論理的な答案を作成する力を身につけます。中学3年・高校1年本科統括部長数学科部長後藤 満朗文系選択者は入試問題の演習をおこないます。理系選択者は「数学Ⅲ」を学習します。複数の分野にわたる入試問題を解くには確実な基礎力が必要です。重要問題を反復し、自力で問題を解く力、答案に表現する力を養います。高校2・3年※2024年度現在論理的に考え、表現する力を養う「数学の答えは1つに決まる」とよく言われます。しかし、そこにいたる考え方は数多くあります。地球の円周をどのように求めますか?公式をそのままあてはめることができないとき、定義から筋道を立てて論理的に考える。疑問をもち、問題を発見し、仮説を立て、検証する。「なぜ」「もしも」「たとえば」「なぜならば」を大切にし、事象を正確にとらえ、論理的に考え、表現する力を養っていきます。SUBJECT教科ガイド数学MATHEMATICS

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る