広尾学園小石川中学校・高等学校
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32 HIROO GAKUEN KOISHIKAWA Junior & Senior High SchoolLeiden University, 1st Year東邦大学 医学部1年クリティカルシンキングがこれからの力に インターナショナルコースの学びを通して、さまざまな理論を理解するだけではなく、それが私たちの社会にどのように影響を与えているのかを考えるようになりました。先生からは授業の終わりごとに「今日読んだ本の理論の倫理的、社会的、政治的な影響は?」と質問され、より深く多角的に物事を捉える力が育まれたと感じています。念願のオランダの大学への進学が決まり、これから安全学を学びます。テロやサイバー犯罪などの脅威は、安全保障の点で重要な問題のひとつとなっています。「安全」という概念を理解し、それが人生をどのように変化させるかを研究していきたいと思っています。医師として災害支援の場に医師を目指そうと考えたきっかけは、災害発生直後から活動する医療チームDMATの存在を知ったことからです。医療を通して人々の役に立ちたいという思いを強く抱いています。在学中は、苦手科目をなくすことを目標にコツコツと勉強し、先生方には、面接や小論文の練習に力を貸していただきました。また、中高一体となって活動するバドミントン部の活動や、コロナ禍で制限の多かったいちょう祭の委員などの活動を通し、自主的に工夫して動く力を育むことができました。広尾学園小石川で身につけたこの力を生かして、能動的に考えて動くことができる医師を目指して、これからも学び続けたいと思います。卒業生からのメッセージ英語の■れる環境で、多様な価値観を育んだ広尾学園小石川では、SGとしてインターナショナルコースで学んできました。ネイティブの会話を耳にし、自分もこんな風に話せるようになりたいと勉強へのモチベーションを高めることができました。また、さまざまなバックグラウンドのクラスメイトに囲まれ、多くの視点、価値観を知ることができました。大学受験勉強で落ち着いて準備ができたのは、熱心な先生方のサポートのおかげだと思っています。将来の目標はまだ決まっていませんが、それを見つけるために海外大学への留学も考えています。広尾学園小石川で育んだ英語力にさらに磨きをかけ、有意義な学びへとつなげていきます。早稲田大学 政治経済学部政治学科 1年日本怪異を英語で研究私は現在、妖怪や幽霊といった日本ならではの怪異を英語で研究しています。日本語で書かれているために隠れた日本怪異の特異な点を海外の視点から見ることで浮き彫りにしようというものです。こうした学問への芽は、国語の授業を通して、さまざまな文章を読む中で、日本語、日本文化についての価値観や独特の視点が養われました。また、受験では志望理由書と面接からなる総合型選抜方式を選び、志望理由書の作成にあたっては、先生方が手厚くサポートしてくれたので、自分が大学に伝えたいことを十分に表現することができました。この推敲を通して、自分の学びたい理由をはっきりと再確認でき、自信を持って大学での学びを楽しむことができています。将来は、怪異に関する研究成果を本にしたいと考えています。早稲田大学 文化構想学部1年貧困問題の解決のために法学を学ぶ在学中は多くのことにチャレンジしてきました。なかでもいちょう祭の発表のためにさまざまな調査をしたことがきっかけで、貧困問題を解決したいと思うようになりました。解決のために何ができるのか追求し、司法の観点から問題の本質を捉えて行動に移したいという思いが強くなり、法学の道に進むことにしました。今後の目標は弁護士になることです。視野が広く多角的に物事を考えることのできる人になるために、大学では留学も希望しています。多様なバックグラウンドの人々が集まる場で多くの刺激を受け、学びを深めていきたいと考えています。中央大学 法学部法律学科1年INFORMATION広尾学園小石川インフォメーションBE AMBITIOUS

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