広尾学園小石川中学校|2024学校案内
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6年間のプログラム18 HIROO GAKUEN KOISHIKAWA Junior & Senior High School数学科部長 後藤 満朗        GOTO MITSUAKI中学数学では未知の数を文字で表します。文字の基本的な処理・計算力を身につけることで事象を正確に把握し、数学的に表現する力を養います。図形分野においては、図形の定義から定理を多角的に捉え、論理的に考察する力を高めていきます。中学1・2年TEACHER'S MESSAGE算数の世界では具体的な現象を扱うことが多く、イメージしやすかったものが、数学の世界では、具体的な内容だけでなく、抽象的な内容が多くなります。たとえば、数字だけでなく文字を使って表すこともあります。具体的な数値から文字を使うことによってより一般的に考えることになります。また、物事を証明するためには、必要な定理を学び、論理的に考えていくことが大切です。証明の根拠となる内容を一つひとつ身につけることで、さらに問題を理解する力、解答に至るまでの思考力も養えます。答えを導く力、友人と議論をするなかで、自分の考えを論理的に伝える表現力を身につけていきましょう。高校の内容である「数学Ⅰ・A」を学習し、「数学Ⅱ・B・C」の内容を学習します。考え方が抽象的になり、定義から導き出す論理的な考え方が必要になります。定義・定理の理解を深め、活用する力を養います。そして論理的な答案を作成する力を身につけます。中学3年・高校1年文系選択者は入試問題の演習をおこないます。理系選択者は「数学Ⅲ」を学習します。複数の分野にわたる入試問題を解くには確実な基礎力が必要です。重要問題を反復し、自力で問題を解く力、答案に表現する力を養います。高校2・3年※2023年度現在論理的に考え、表現する力を養う「数学の答えは1つに決まる」とよく言われます。しかし、そこにいたる考え方は数多くあります。地球の円周をどのように求めますか?公式をそのままあてはめることができないとき、定義から筋道を立てて論理的に考える。疑問をもち、問題を発見し、仮説を立て、検証する。「なぜ」「もしも」「たとえば」「なぜならば」を大切にし、事象を正確にとらえ、論理的に考え、表現する力を養っていきます。SUBJECT教科ガイド数学MATHEMATICS

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