東洋文庫ミュージアムで狂言師三宅藤九郎氏「狂言ワークショップ(英語/日本語)」

※この記事は2022年5月6日に書かれたもので、内容が古い可能性がございます。

公益財団法人「東洋文庫」との連携教育活動として中学2年インターナショナルコースAG生徒を対象に狂言師三宅藤九郎氏による「狂言ワークショップ (英語/日本語) 」を開催しました。

 

As a collaborative educational activity with the “Toyo Bunko” foundation, Hiroo Gakuen Koishikawa held a “Kyogen Workshop (English / Japanese)” with Kyogen master Tokuro Miyake for second year junior high school International Course AG students.


 

 

【公益財団法人「東洋文庫」】
東洋文庫は東洋学の研究図書館です。三菱第三代当主岩崎久彌氏が1924年に設立した、東洋学分野での日本最古・最大の研究図書館であり、世界5大東洋学研究図書館の一つに数えられております。その蔵書数は国宝5点、重要文化財7点を含む約100万冊であり、内訳は、漢籍40%、洋書30%、和書20%、他アジア言語(韓・越・梵・イラン・トルコ・アラビア語等)10%です。
職員は研究員も含め約300名で、13の研究班が相互に連携してアジア各地域の資料の収集、保存、公開及び研究に取り組んでいます。
又、フランス国立極東学院、ハーバード・エンチン研究所・同図書館、台湾の中央研究院、東洋学研究コンソーシアム、ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院校(SOAS)図書館、オックスフォード大学St. Anne College、ベトナム漢喃研究院と協力協定を締結しております。その研究成果は東洋学報・東洋文庫論叢・Memoirs of the Research Department of The Toyo Bunko・東洋文庫書報等の刊行物で発表し、 一般向けに東洋学講座等の講演会も行っております。
(公益財団法人HPから抜粋)

 

【十世 三宅藤九郎】
1972年に和泉流19世宗家の次女として生まれ、和泉流19世宗家和泉元秀を師匠として狂言の修行に励み、3歳にして、「靱猿」の小猿役で初舞台を踏みました。そののち、14歳でプロになるための登竜門である大曲「三番叟」を披き、9世三宅藤九郎の指名により10世三宅藤九郎名跡継承しました。15歳で、日中国交正常化15周年文化交流団として北京で公演を行い、その後、イタリア・フィレンツエ市より招聘を受けて「Maggio musicale Fiorentino」において5カ国合作オペラ「HAGOROMO」(Bob Wilson演出)に出演するなど、海外公演は12カ国30都市に及びます。17歳で十世三宅藤九郎襲名することとなりました。その後も、米国ノースダコタ州立大学より招聘され、芸術学部「Wokashi project」の客員アーティストとして3か月間指導にあたったことや、英国リンカーン大学Women in Asian theatre conferenceで、狂言ならびに女性狂言師についてレクチャーとデモンストレーションを行など、海外における日本の伝統芸能の指導にもあたりました。英語による狂言の制作・指導ならびにアートディレクターとして全7回公演を監督したことも、日本だけにとどまらない活躍ぶりの一例でしょう。